昨日、都内のある企業さんで映像の編集作業を行なっていました。
私はその後に家族と待ち合わせをしていたのですが、それまで少し時間があったのでお茶でもしながら、介護予防運動指導員講習会のテキストでも確認しようと喫茶店に入りました。
私は、喫茶店内のセンターにある大き目のテーブル(お一人様が使うことが多いかな)の角に座りました。
そこで分厚い講習用のテキストを開きながら内容の確認をしていました。
あちこち確認しながら、内容を読み進めていると『介護のお勉強されてるの?』という声が斜向かいから聞こえてきました。
『そうなんです。介護予防のための運動指導をさせていただいてるんです』
そうすると、
『とてもいいことね!私もね....』
とゆっくり話し始めました。
話を聞いていると、お住まいはご近所で、喫茶店に来る前は錦糸町でタイ料理を食べてきたとのこと。
年齢は84歳。女性。白髪
口調ははっきりしていて、とても笑顔が素敵な方。
私からしたら、都会の人っていう印象。
私の話も少しさせていただき、色々お聞きしていると、なんとその方は、
『アルツハイマー型認知症』
の方でした。
ご自分で理解されていて、投薬の話などもして下さいました。
なんと、5〜6年前に発症したとのことでした。
全くアルツハイマー型認知症だなんて思えないほどはっきりされていたので、どういう生活をされているのかも聞いてみました。
すると、雨の日以外はたくさん歩いてお出かけしているそうです。そして、場所によって行く喫茶店が何箇所もあるのでそこをまわったり、ご飯を食べに行ったり、国内なら新幹線を使って旅行などにも行くそうです。
凄くないですか?!
そして、娘さんと一緒に住まわれてあるようですがいつも『さっきも同じこと言ってたよ!』と怒られるのが嫌だと笑いながら仰っていました。
家では症状が多少出ているようですが、外で色々な方々と普通に話せるって凄くいいなと思いました。
話して下さったことが本当に全部が正しいかはわかりません。ただ、人とコミュニケーションか図れて、色んなことを話して過ごせる時間て、充実してるなと感じました。
私にとってはこの方と出会って話しが出来たこの時間が、何よりの介護予防の勉強になりました♫